いりこ、ちりめんなどの異物除去を省人化。AIのアップデートに期待して導入決定【海産物問屋 U 社 様】

OKIKAE検査ボックスの設置
お客様概要
  • 社名 :海産物問屋 U 社 様
  • 事業 :小魚煮干、ちりめんをはじめとする海産物の卸し及び加工販売
  • 規模 :従業員24名
お悩み・課題
  • いりこ、ちりめん、しらす、エビの異物除去作業を省人化したい
  • 色彩選別機では、小魚の異物除去に限界を感じている

瀬戸内の海産物を最高品質で届けたい

イリコのワーク画像

海産物問屋 U 社 様は、四国に所在地を置く、長い歴史を持つ海産乾物問屋さんです。地域の水産加工品をおいしく届けるために日々努力されており、主には、エビ、ひじき、わかめ、いりこ、ちりめん、しらすなどを取り扱っています。

長い歴史を経て積み上げてきた目利き力を活かし、地域の漁師さんと一緒にこだわりの品質を作り上げていることを信念としていらっしゃいます。

最近では、他社様とコラボして新製品をリリースしたり、製品を購入できる通販サイトを用意していたりと、歴史がありながらも新しい価値創造を積極的にしている企業様です。

今回は、えび・いりこ・ちりめんの生産ラインにおける異物除去作業を省人化したいとのことで、OKIKAE検査ボックスをご購入いただきましたのでインタビューをさせていただきました。

ご回答者
海産物問屋 U 社
代表取締役社長 様

インタビュー担当
 株式会社ASTINA
 共同創業者/執行役員 白田 竜二

製品ページはこちら

OKIKAE検査ボックスをラインに導入

OKIKAE検査ボックスの導入前(画像左)と導入後(画像右)
どのような経緯でOKIKAE検査ボックスの導入に至りましたか?

かねてより、生産性向上の課題に向けて取り組んでいたのですが、小魚の異物除去については、色彩選別機では限界があると感じたからです。

幅広い製品を取り扱っていて、色彩選別機で異物除去したり、協力会社さんにご依頼をして選別をしていたりします。

そのなかでも特に苦労しているのがいりこです。大量に扱っているのですが、色彩選別機では異物を取りきれないと感じています。異物の色情報を設定しているのですが、なかなか精度を上がらないんです。

そんな中、いりこに対応した異物除去装置があると知りました。なおかつ、高額ではなく、導入しやすいということもあり、ASTINAさんに相談をしました。

OKIKAE検査ボックスの機能を知って、どう感じましたか?

異物除去の判断をしているAIが魅力的に感じました。どんどんと賢くなるという点が良いですね。異物を学んでいって、本当の人間のように判断できるというところに期待しています。

色彩選別機を触ったことがある人なら、多分興味を持つと思います。色彩選別機を触る中で「あれができたらなぁ」とか「設定が面倒だ」と苦労している部分があるので、そこの可能性を探れると思うんです。

最初は、自分たちでAIに異物を覚えさせるのかと思いましたが、その必要はなく、AIが定期的にアップデートするとのことで、手軽さや持続的な精度向上に非常に魅力的に感じています。

このように AI がどんどん反応してくれるところは省人化して、ちょっとかゆいところは人の手で合わせていくという感じにできればなと感じます。

製品ページはこちら

今後の展望やASTINAに期待すること

OKIKAE検査ボックス(画像左)と作業員1名で運用している様子
(コンベア方向:右から左)
ASTINAやOKIKAE検査ボックスに期待することはありますか?

人材不足の課題解決…。人は引退してしまうし、応募もなかなか来ない。教育するのにも時間がかかる。こういった課題があるので、AI を活用した装置や仕組みで、すこしずつ補っていけたらいいですね。

今回は、生産ラインの異物除去に関する課題を解決するため、OKIKAE検査ボックスの購入を決定しましたが、今後は別の部分でも自動化を考えていきたいです。 
僕はASTINAさんに期待していることが2個あって、大きいのも一緒に考えたいし、もう1個は「こんなんすぐできますよ」みたいな、「センサー入れて反応させるだけでしょ」という部分も改善していきたいんですよね。

もちろん人がいたら、それはそれで価値がある部分なので、そういった点を踏まえつつ、どこを省人化するのかを一緒に考えていきたいですね。

生産ラインの改善において、今後の展望はありますか?

今後の展望としては、他の生産ラインにおける省人化も進めていきたいと考えています。

例えば、ひじきの検査は、ワークが黒かったり、まとまっていたりするため、自動化の難易度が高い。こういった人の手が離れづらい生産ラインについても、省人化に向けて挑戦をしていきたいですね。

また、今回の目的は異物除去ではありますが、いりこやちりめんなどのワークについては、サイズも異なるものが多く、それらの選別の自動化にも着手できていければと考えています。

異物除去作業の省人化ならご相談ください!

加工品の検品作業において、人材不足や品質、生産性に関するお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

弊社、株式会社ASTINAは、自社の専門領域である「AI開発」と「ロボット開発」のスキルを活かし、これまで数多くの製造現場の自動化および省人化を推進してまいりました。当ページでご紹介した企業様と同様の製品だけではなく、幅広い製品の検品作業に関するご相談も承っております。

昨今では産業用途としてのAI活用が進んでおり、生産性向上ひいては業績の向上を見込むことが可能です。「現場の課題を改善したいが、AIや技術に詳しくない」というご担当者様でも親身になって対応させていただきますので、まずはご気軽にご相談くださいませ。

ご購入の際は、
ASTINAにお問い合わせください。

大小問わず不明点はなんでもご相談下さい

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!