【製造業インタビュー】東特巻線株式会社様をご紹介します

東特巻線
製造業インタビュー

このコーナーでは、お世話になった製造業の企業様をご紹介しています。企業様の特長だけではなく、視点や考え方などの魅力を周知し、産業の発展に貢献できればと考えています。

ASTINA:
今回はASTINAのメンバーが過去にお世話になった企業様(東特巻線株式会社様)とお話する機会がありまして、ご紹介させていただきます。

東特巻線様は長野県上田市に所在地を置く、電線加工のプロフェッショナルです。電線・ハーネス等でご相談がある方は、ぜひお問い合わせしてみてください。

目次

東特巻線株式会社の会社概要


会社名:東特巻線株式会社


代表者:本多 豊様


創業年:1956年


従業員数:48名


所在地:〒386-0407 長野県上田市長瀬3381番地


電話番号:0268-42-3131


連絡先:katsumura@makisen-ttk.co.jp
営業課課長 勝村様


企業HP:https://www.ngn.makisen-ttk.co.jp


ASTINA:
今回は東特巻線株式会社にて、営業課課長を務めていらっしゃる勝村様にお話を伺いました。

Q:貴社の特長や強みはなんですか?

勝村様:
私どもは長野県上田市に本社工場をかまえ、1956年より主にリッツ線、編組線の製造からスタートした会社です。それ以来、各種コイル、ハーネス加工、電子機器の組立等行ってまいりました。

当社の柱となるのがリッツ線になりますが、マグネットワイヤーを主材料とし編む撚る巻くといった当社の得意分野を活かし、IH商品や車載関係また環境意識の高まりによる太陽光などの再生エネルギー分野などさまざまな用途に使用されています。

リッツ線は高周波特有の表皮効果及び近接効果による交流抵抗の増大を抑制し、コイルの温度上昇を低減することが出来ます。また、可とう性に優れ、巻線作業性が良好で、機器の高効率化・小型化・省エネルギー化・高速化に貢献できる製品をお届けしております。

Q:どんなお客様からご相談をいただくのでしょうか?

勝村様:
高周波機器、インバータ、トランス、モーター、発電機、加熱装置(IH)、非接触コイルなどを開発製造しているメーカー様が主要顧客先となります。

Q:注力していることや今後の展望はどのようなものですか?

勝村様:
近年のワイヤレス給電ニーズの高まりにより、従来のリッツ線より更に電気的特性の効率を高めたいとのメーカー様要望により、当社初の自社開発製品”SQLW四角断面リッツ線”を2022年1月より販売開始致しました。

従来の丸形形状を角形形状にすることにより、充電効率を2割程度向上させ、断面積も1~2割小さくすることができ、装置の小型化にも繋がります。

大容量バッテリーを急速に充電する必要がある電気自動車(EV)用のワイヤレス給電装置などの採用を目指し販売強化を進めております。

ワイヤレス給電は車載以外にもドローンやロボット、医療装置など広まる可能性があり効率の良い角形のリッツ線の需要は高まると考えております。

まとめ

ASTINA:
今回は、東特巻線株式会社様にインタビューをさせていただきました。

1956年創業で、リッツ線や編組線の製造からはじまり、各種コイル、ハーネス加工、電子機器の組立など、幅広い製品を取り扱っている会社さんです。

また歴史があるだけではなく、昨今の電気自動車・ロボット・ドローンなどの新たな市場に対応していくための挑戦もしており、非常に魅力的な印象を受けました。

プロモーションビデオも拝見しましたが、とてもモノづくりへのチャレンジングな姿勢が伝わってきます。

電線・ハーネス・コイルなどに関するご相談は、編む・巻く・撚るといった技術が集結している東特巻線株式会社さんへぜひお問い合わせください。

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